第８８話 その日は来ない

アドレー「おじいちゃん！」















村長「マジョッ！？」












アドレー「いやその返事おかしいだろ！

どこまでマジョリーヌに侵食されちゃったんだよ！

それより『ふしぎな宝箱 vol.13』発売開始だよっ

今回はいろいろ帽子セットが注目だよ！」　（宣伝）











村長「・・・なんじゃこの今回の課金宝箱の組み合わせは！

全然萌えの要素が入っとら











アドレー「あぁぁぁー！！わぁぁぁーー！！


聞こえない！それ全然聞こえないおじいちゃん！

僕は勇者セット！断然勇者セットが欲しいんだよねぇ！！」


 

 











































めび「なるほどね～」











アドレー「・・・というわけなんだよ・・・

もうおじいちゃんが本格的にヤバいんじゃないかなと思って・・・」











めび「なるほどね～」











アドレー「・・・ねぎおねいちゃんの力※で　

うちのおじいちゃんを何とか説得してくれないかな・・・」

（※力量ではなくパワーの意）























↑ありません















めび「なるほどね～」




































































アドレー「・・・」













































めび「・・・はっ！　えっ何？

ごめん全然聞いてなかった

考え事してたよ」









アドレー「コンチクショー・・・

じゃあもっかい最初から言うね！

あのね、おじいちゃんが最近本格的に








めび「え？何の考え事してたかって？

しょうがないなぁ教えてあげようアドレー君・・・！」











アドレー「えぇ～・・・　うん・・・」

















































めび「ゴブネギ１０本どうぞ！」













アドレー「ひー！！

出たよゴブネギー！」












めび「そして今の１０本のゴブネギで・・・！」






































































めび「１４０＋１０で

１５０本達成です！！」

















アドレー「来るところまで

来ちゃったー！！」


























アドレー「だからどうするんだよこんなに！

１５０本達成って何だよ！何かホームラン記録みたいだよ！」










めび「ゴブネギ１５０本って物凄いことだよこれは！

初代のポ○モンなら１匹に１本ずつ配れちゃうよ！」










アドレー「あぁぁ！！例えだとしてもポケ○ンはだめだよ・・・！！

ゴブネギ使い道無いのにこんなに集めちゃって・・・」










めび「ほほぅ・・・？　『使い道が無い』だって・・・？

今のところは、だよアドレー君・・・」









アドレー「・・・！？　ば　バカな・・・！

おねいちゃんは　運営さんのこの先のビジョンを先読みして

ゴブネギを集めていたとでも！？」









めび「企業とかのビジネスも、

今後のビジョンを先読みできる人が成功するよね

アドレー君もそういうとこ勉強していかなきゃダメだよ」








アドレー「お・・・おねいちゃんすごいや！見直したよ！

それで、おねいちゃんの予想では今後のゴブネギにどんな予想を！？」










めび「ビックリするなよ・・・！フフフ・・・！

これが我が　『ゴブネギ・ビジョン！』　聞いて驚け！」











アドレー「どっちだよ！」



















　　めびの　☆わかりやすい　ゴブネギビジョン☆















①数年周期でゴブネギが不作になります

























ゴブリン「困っただー　今年は寒さと干ばつでゴブネギ不作だっただー

こりゃ今年は下手したら飢饉だべー」






















②ゴブリンたちの間で、ゴブネギの需要が激しく高まります
























ゴブリン「ゴブネギ１本５０００Ｇもしただー！

こんな不況の世の中、やってられるけー！」



















③そこへ偶然、ゴブネギを持った少女が通りすがります
































少女「ルンルン♪　ゴブネギ♪　ゴブネギルン♪」














ゴブリン「なッ・・・！？

そこのあんた・・・！　一体どこでそれを！？」














少女「えっ　コレ？　別に珍しいものじゃなくなーい？

っていうか～？　ざっと１０００本はあるし～？」













ゴブリン「・・・！！！？？？」




















































④ゴブリンたちの土地と大量のゴブネギを交換してもらい、
そこを利用する方々から税金をガッポガッポ
























少女「ゴブリンたちの飢饉も救って一石二鳥♪

ゴブリンの穴をレベル上げに使う方～

１時間　１０００Ｇ　となっております～

月額でまとめてお支払いいただくと、

定額利用料金　９００００Ｇ　と大変お得になっております～」





































































































めび「どうよ」



























アドレー「それ無い」