第１１７話 ジャパニーズカルチャー

めび「・・・」






































隊長「今週のアップデートで、『ふしぎな宝箱ＡＬＬ』が出たんですよ！

数日間も姐御から何も情報が入らなかったところを見ると、

姐御もこのことを知りませんでしたね！？へへーん！」







めび「いや　あえて教えなかったんだけど」







隊長「ほぎゃぎゃぎゃあ！？　何でですか！

課金箱が出る＝隊長の活躍　でしょうが！

課金箱やらなかったら、自分このブログのどこで生きればいいんですか！」







めび（ついにちょっと自虐入れてくるように・・・）

隊長「何か！何かあるでしょう欲しい服！？

例えば今回は和服が多いですよ！」







めび「えぇ～・・・　だって隊長コンパニオンセット引くもん絶対

あれホントに意味不明だもん　というか隊長の存在も意味不明です」







隊長「えぇぇ存在否定！？　欲しい服って言ってるでしょう！

質問に答えましょうよ！」







まるまつ「隊長・・・俺はコンパニオンセット嫌いじゃないぜ・・・！

色は黄色でいいよ～」







めび「コンパニオンセットは人気ないでしょ明らかに！

何でコンパニオンセットに課金しなきゃないのさ！」






隊長「・・・だから何で二人とも

コンパニオンセット出ること確定してるんですか！！

絶対引きませんよ！」







めび「あーもうダメだねそれ　フリにしか聞こえない」













































めび「ふむ・・・じゃあ条件がある・・・」








隊長「・・・！！

じょ、条件だって・・・！」







めび「フフフ・・・　なぁに、簡単なテストだよ・・・

君がこれから課金箱を引く資格があるのかどうかを調べるためのね・・・」



















めび「こちらです！」


















































隊長「・・・・あれ？課金箱？

開けちゃっていいんですか？」








めび「お値段のところを良く見るがいい・・・」













































隊長「・・・『もちろん無料』・・・！？

これは一体・・・！？」





まるまつ「説明しよう！

この課金箱は鬼才・ぺんぎんさんが『無限課金箱』と名づけ、

本当に中身は出てこないものの、箱を開けるときのあの瞬間を

無限に味わうことができるスグレモノなのだ！

特に『課金箱を開けなきゃ眠れない！』というような、

課金箱中毒者の症状を抑える効果があるとして、

現在ぺんぎんさんは、ノーベル課金学賞にノミネートされています

ぺんぎんさんの無限課金箱はコチラ！」





めび「うんうん　説明ありがとうまるまつ

あ、もう帰っていいよ」








まるまつ（俺このためだけに呼ばれたのか・・・）







隊長「こここここんな便利なものが世の中にあったんですか！？

これで今夜から課金にお金を使わずグッスリですよ！

ぺんぎんさんホントありがとうございます！」






めび「というわけでさっそく開けてみてよ

何が出たかで隊長の運勢を判断するから」







隊長「なるほど・・・わかりました！

見ててください・・・！　せぇぇぇい！！」































































































隊長「・・・レジャーハット・・・ワンピース・・・？

何セットだこれ・・・？」




























































































































































めび「　ＯＫ　大当たりだ

２回引いてきていいよ」









隊長「ヤッタネ☆」








まるまつ「いや確実にハズレだったろ！

何だよこの季節感も統一感も無いしょぼいセット！」







めび「まるまつだまらっしゃい！

最強のオシャレ服じゃん！！」








隊長「え～と・・・じゃあ開けてきますね・・・？」









まるまつ「ほとんど課金箱開けなくても揃うセットじゃんコレ！」








めび「真のオシャレとは身近なところにある・・・みたいな？

こういうのを着こなせる人が本当のおしゃれさんなのだよ」








隊長「いや開けて来ていいんですよね？コレ」








まるまつ「本当に課金箱からコレ出てきてたら

運営に苦情が殺到しちゃうよ！」







めび「こ・・・このメガネ・・・！

ホントに馬鹿にするなよワンピース・・・！」














































隊長「今回も引き、見せ付けちゃいますよ！」











































隊長「姐御もまるまつさんも見守っていてください・・・！」










































めび「ワンピースっていうのはさぁ・・・

その優雅なシルエットがさぁ・・・」







まるまつ「いやワンピースを馬鹿にしたとかじゃなくて・・・

課金箱的には当たりだったかどうかが今回の議題でありまして・・・」








隊長「・・・・・・」















































隊長「そぉぉいやっ！！」
































隊長「こここ・・・これはーー！！」








隊長（ちらり）












































めび「そこが間違いなんだよまるまつ・・・

その考えがまだ※オシャＬｖ低いんだよ・・・」


※オシャレの力量の意




まるまつ「そんなことないぞ！

やっぱりオシャレというものは世間の目を気にするものじゃなくて

自分をいかに美しく見せるか自分との戦いであって・・・」







隊長「・・・・・・」










































隊長「出おったー！！　見てください二人とも！

和服原色ですよコレ！原色です！

いやぁお二人とも好きそうだなぁこういうの！」








































めび「・・・いや確かにそれは一理あるけどさ・・・

例えば『この服の組み合わせといったらあの人！』

みたいなイメージってあるじゃん？そういうイメージをだねぇ・・・」






まるまつ「まぁ世間のファッションセンスに合わせるというより

個人のファッションセンスの追求が一番大事なところであって・・・」








隊長「・・・・・・」











































隊長「いやあの・・・　お～いお二人とも～

知ってるんですよ～？　和服大好きでしょ～

お返事してくれないとこのまま貰っちゃうゾ☆」












































ボディガードさん「Ｙｅｓ！　ワフク　ダーイスキ！」









隊長「意外なところから
お返事されちゃった
ほぎゃぎゃぎゃぎゃあ！！」










































ＢＧさん「ニホンノブンカ、トテモスバラシイ

オモワズニホンゴ、ペラペーラ！」






隊長「ボディガードさん・・・！？いつの間にか日本語習得してるし！

和服がお好きでしたか！

ていうか日本語って軽いノリで習得できるものなんですか・・・」





ＢＧさん「ニンジャトカ、サムライダイスキ

ワフク、ヒトツモッテオキターイ

ツギノカキンバコモ、ワフクダシテクダサーイ」





隊長「なんと！それはそれは！是非ですね～

課金箱は世界を繋ぐ！

ボディーガードさんのためにももう１着、和服出して見せますよ！」







ＢＧさん「タイチョー　ファイトデス！」









隊長「姐御！見てますか！２個目行きますよ！」











































めび「ちなみに今年の流行はワンピース来るらしいよ

ホラ、シルト実装されるじゃん

暑さに対応かつオシャレな服としてワンピースが来ると予想されてて・・・」





まるまつ「な・・・なるほど・・・！

そう言われてみると確かにそんな気も・・・！

今年はワンピースっとメモメモ」







隊長「・・・・・・」










































隊長「さーて開けますよ！

ボディーガードさんのためにも和服狙いです！

浴衣もいいかもしれないですね！」







ＢＧさん「　ＫＡＴ！ＫＡＴ！　」









隊長「どうもどうも！」














































隊長「せあぁぁぁぁぁぁい！！」








ＢＧさん「Japanese culture!

ハカマ・・・？　ユカタ・・・？　フリソデ・・・？」








隊長「振り袖でもいいんですか・・・」












































































ＢＧさん「ハカマ・・・！　ユカタ・・・！」









隊長「・・・」









ＢＧさん「ナニガデマシタ？」
















































































































































































































めび「・・・そして生産中止へと追い詰められたのさ・・・

そのヒョウ柄のワンピースは今や伝説となり・・・」







まるまつ「ワンピースって奥が深いんですねぇめび先生・・・！

僕も今後はワンピースに感謝する生活を送ると共に・・・ん？












































まるまつ「というか目離してた隙に

隊長物凄い状況になってるんだけど」










まるまつ「うわホントだ！何があった・・・隊長・・・」





































隊長「どうかお収めくださいませ」