第６６話 よいこのファンブルグ童話

あるところに　ネギがだいすきで、あまりにもすきだったので
みんなにネギをもってくるようおねがいしていたおとこのこがいました。

しかし、そのおとこのこは、ネギがだいすきということをばかにされて、
みんなに　いじめられるようになってしまいました。


それからというものの　おとこのこは
「もうネギなんて　きらいだ」
といって、ネギがだいきらいになってしまいました。


きらいになったネギを　みんなにおしつけられるので、
おとこのこは　まいばんこっそりと　ネギをかわにすてるまいにちがつづきました。


























アドレー「もう　いらないんだよォォォォ！！」

アドレー「ネギおね・・・　めびおねいちゃんが変なギルド開いちゃったせいで
僕のネギポイント（※以下ＮＰ）が上がるばかりだよ！！

５ＮＰから１２ＮＰまで跳ね上がったよ！ホントだよ！

もう僕　変な『ネギキャラ』にされつつあるよ！
そんな変なキャラになりにファンブルグに来たんじゃないよ！

ちくしょー！
こんなゴブネギなんてぇぇ！」












































アドレー「ふぅ・・・　だいぶ捨てたなぁ・・・　残り何ＮＰかな？」




































ゴゴゴゴゴゴゴ






























アドレー「うわわっ！！なんだ！？」















































ざぱーん





























女神「私はこのファンブルグの水の女神・・・」



アドレー「・・・！！　水の女神様！？

まさか・・・　川を汚してしまったことを怒ってるんですか！？

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃぃ！」





















































































アドレー「まぶしすぎてまったく何も見えないっ・・・！

見えないけど目の前に　たしかに女神様のオーラがっ・・・

まるで太陽だ・・・！

なんて神々しいんだ・・・！！」



































おっさん神「あなたは・・・

落し物を・・・

しましたね・・・？」






















アドレー「落し物・・・！？

たしかに落としてしまいました・・・

ごめんなさい・・・」























おっさん神「貴方が落としたのは・・・

この・・・」





























































おっさん神「金のまるまつですか・・・？」















アドレー「あれ　ゴブネギじゃないの！？

まるまつ　って何だ！？

はじめて聞く名前だよ・・・！

まぶしくて見えないんだけど・・・

神様の道具みたいなものかな？」






















おっさん神「それとも・・・」


































































おっさん神「こちらの銀のまるまつですか・・・？」

























アドレー「僕が落としたのは

普通のゴブネギです！

そもそもまるまつがどんなものなのか

予想がつきません！」


























































おっさん神「なんと・・・　貴方は正直者なのですね・・・

正直者にはご褒美を与えましょう・・・」




































アドレー「ご・・・ご褒美・・・！？

とんでもないですよ！」












































おっさん神「後ろを・・・

見て御覧なさい・・・」



































アドレー「う・・・　後ろ・・・？」






















































































































































アドレー「めが・・・　み・・・さ・・・ま・・・」
































































アドレー「最初より増えてる・・・」