第８９話 イールの闇

アドレー「誰だよ・・・」











めび「めびですノッ！」




 

めび「・・・というわけで無事に　『ウィルノアの闇』クエストをクリアして、

桃ノッカーマスクをゲットしました！」

（※モンさん、アルカさん本当にありがとうございました）








アドレー「ウィルノアの闇・・・！

何か名前からして内容が凄そうなクエストだね・・・！」








めび「そうだよ～凄かったよ～

謎の教団の登場やら、ウィルノアの町長の裏の顔やら・・・！

謎が謎を呼ぶシリアスなクエストだったよ」










アドレー「さすがはウィルノアだね・・・！」









めび「・・・しかしウィルノアに比べて、

イールは全然無さそうだよねー　そういう闇的な部分

何か村人とか全体的にアレだしね」







アドレー「うぐぅっ！？　アレとか言わないでよ！

確かにおじいちゃんがアレなんだけど・・・

・・・イールだって歴史的なかっこいい事件あるよ！」







めび「何か村全体がほんわかしてるというか・・・

村人がボンヤリしてるというか・・・

アドレーくん　ちょっと最近のイールの事件言ってみ？」










アドレー「え～・・・最近の事件はねぇ・・・」

























＜８月１０日付　イールＮＥＷＳ＞

イール少年、
あざらし助ける























８月１０日、イール海岸で、あざらしが浜に打ち上げられケガをしていたところを
地元の少年アドレー君が発見。

























アドレー君はあざらしを連れてすぐさま病院へ。

治療費には、、アドレー君がぶたの貯金箱に貯めていたおこづかいを使った。
医師の適切な処置により、あざらしはすぐに回復。

























あざらしを拾って３日後、アドレー君はあざらしを海へ帰した。
泣きながら別れを惜しむアドレー君。
しかし、涙を流しつつもアドレー君のその表情は不思議と笑顔だった。

あざらしは別れを惜しむことなくスイスイ元気に泳いでいったという。

インタビューに対し、アドレー君は、「少しくらいは感謝してほしかったです」と語った。


















































めび「・・・ほのぼのニュースじゃん！

やっぱり所詮イールだよねー

しかも８月１０日付！　何もニュース無いんだねイール」









アドレー「うぅっ・・・」





























































アドレー「おじいちゃん！」















村長「マジョッ！？」












アドレー「村おこしにはやっぱりクエストだよ！

他の村とか町はかっこいいクエストがいっぱいあるのに

この村はワイン運びとか潮干狩りとか・・・

もっと勇者みたいなのが大活躍するクエストが欲しいよぅ！」










村長「う～む・・・　実際、平和なことは良いことなんじゃが・・・

わしも丁度そのことを考えておったんじゃ・・・」













アドレー「・・・！」























































































































































めび「大人しくしろっ！　小僧！！」


アドレー「うわぁぁ！？誰・・・もがもがーっ！？」






























めび「村長・・・言われた通りにやったぜっ

あとで報酬の方も頼んだぜっ

お振込みはスイス銀行へ！」













村長「オッケイ♪」




















































村長「アドレー・・・すまんのう・・・

ウィルノアに憧れて、クエストを無理やり作らせてもらったわい・・・

これもイール復興（と魔女っ子グッズの資金源）のためじゃ・・・！」








































新クエスト『イールの闇』が開放されました


いつも「まるまつとめび」をご愛顧いただきありがとうございます。

新クエスト「イールの闇」を開放いたしました。




















「孫のアドレーが何者かに誘拐されてしまったマジョ！」
孫を誘拐され、怯え慌てる村長の以来を受けてイールへ足を運ぶ一行。


『孫を無事に帰してほしければ、指定された銀行の口座に１００万Ｇ振り込め。』


しかしこの誘拐事件は、ただの誘拐事件ではなかった。


闇に潜む何者かの存在。

思わぬところに身を潜める真犯人。


あきれるほど平和な村、イールに緊張が走る。





















勇者じゃない僕たちにもできること。


これからも「まるまつとめび」をよろしくお願いいたします。

2008年9月2日
まるまつとめび運営チーム






注※ありません